『時間の問題』を時間で解決すると新たな問題が生まれる

ベル

今回の授業は、『時間の問題を時間で解決してはいけない!』について、教えていこうと思います。

 

時間の問題とは

近年、働き方改革などで残業禁止や総労働時間の削減などが騒がれています。この問題こそが『時間の問題』と言えます。

 

この『時間の問題』をただ単純に残業時間を減らしたり、総労働時間を削減しているようではダメなんです!それでは、どうやって解決していくのか?を考えていく前に、なぜ『時間で解決してはいけないのか?』について説明していきます。

 

世の中は平等ではない

突然でビックリされるかもしれませんが、世の中は平等ではないんです。それは会社では確実に言えることです。

 

 

例えば僕の会社の1年間の総労働時間の目標値は、1,890時間と定められています。月で割ると150時間の労働時間となり、月に20日働いた場合、1日あたりの労働時間は7.5時間とされる。

 

もちろん、有休や夏季休暇や年末年始休暇などを含めれば条件は変わってきますが、ほとんど残業なしでなければ、この目標は達成出来ないのが実態です。

 

この目標は、この会社に属する全社員に同じだけの仕事を与えた上で、自分の裁量で達成すること!と定めた場合、どれだけの人が達成出来るでしょうか?また、達成出来るようにするための仕事量の基準は誰に定めるのでしょうか?

 

もちろん、会社には新入社員から会社のエースと呼ばれる人までがいて、新入社員が出来るレベルで仕事量を定めた場合、エースクラスの人は余裕で帰れますよね?しかしエースクラスの人を基準にしてしまったら、ほとんどの人が達成出来ないでしょう!

 

そうなると、一般的なクラスを基準に考えざるを得なくなります。そうなると、平均に達しない人は残業となり、エースクラスは余裕を持って達成していきます。

 

それでは、平均以下の人はどうなるでしょうか?おそらく、自分の仕事は、終わらずエースクラスに頼らざるを得なくなります。これは、果たして平等と言えるのでしょうか?

 

※断っておきますが、平均以下が悪いと言う意味ではありません。新入社員や若手社員は平均以下であることは当たり前ですので。

 

時間で解決すると総労働時間は増える

もし、エースに頼らずに自分で解決しようとするのであれば、自ずと結果は見えてきますよね?平均に達しない社員は、残業で解決するしかなくなります。

 

つまり、総労働時間を削減するための制度によって、仕事量を平等に分けることになり、労働時間が減る社員と増える社員が出ることになるのです。本来、労働時間を削減するための制度のはずが、逆に増える結果となるのです。

 

組織は破綻する

この結果からエースに頼れば、『裁量労働にしてから仕事量が増えた』と文句が出ます。

 

逆に頼らなければ、平均に満たない社員から『裁量と言う名のサービス残業が増えた』と文句が出るのです。

 

こうなってしまうと、何のための、誰のための制度なのかわからなくなります。それでは、どのようにして解決していくのかを教えていきます。

 

 

残業時間と総労働時間の改善方法

それでは、残業時間と総労働時間の改善方法を教えていきます。

 

 

解決策① 生産性の向上

まずは『生産性の向上』があげられます。生産性とは、決められた時間内に出来る仕事量を指します。今まで1日かかっていた仕事を半日でやれるようになれば生産性は上がったと言えます。

 

すごくシンプルですが、なかなか即効性がある解決策とは言い難いですね。しかし、これは将来的には必ず必要となります。

 

生産性の低い人は、生産性を上げる意識がないからなんです。これは意識的に改善していかなければ、日々の仕事が出来ていることに満足して仕事を早く終わらせる意識が生まれません。

 

解決策② 品質の向上

『品質の向上』は、意外と思われるかもしれませんが、そうでもないんです。みなさんの仕事のうちでやり直しはどの程度をしめているでしょうか?少なくはないと思いますよ。

 

 

 

これらの原因を徹底的に解析して、対応されているでしょうか?これを0(ゼロ)にすることが出来たら、どれだけの稼働がなくなると思いますか?

 

 

解決策③ 自己能力の向上

そもそも残業するには、2つの理由があるのです。1つが単純なる量が多い。もう1つが能力不足。この理由を正確に捉えなければ、自分の成長と環境の改善はありえません。

 

1つ目の理由であれば、確かに負荷を分散したり、タスクの優先順位を見定めたりすることで、残業を減らすことが可能と思われます。

 

しかし、大抵の場合は、2つ目の理由だと思います。この理由である場合、『自己能力の向上』が必要となります。これを仕事量が多いからだと勘違いしてしまうと、成長のチャンスを逃すことになるのです。

 

そうならないようにするために、考えるべきことは1つです。他の誰かなら出来るかな?と考えることです。

 

身近な先輩がやったら出るようであれば、それは単純に成長出来ていない自分の問題だと思ってください。先輩には出来て自分に出来ない理由はないからです!

 

まとめ

ベル

今回の授業はいかがだったでしょうか?

このような時代になり、求められるのは仕事の出来る人材です。自らを高め成長して行くことが大切となります。ここで力を付けて行ってもらえばと思います!

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『時間の問題』を時間で解決すると新たな問題が生まれる” に対して1件のコメントがあります。

  1. 石畳のん♪ より:

    今回の内容は、家事にも置き換えることが出来そうでよね!
    『裁量労働』という言葉は初めて聞きました。(勉強不足?)
    35年前は、残業代で安い給料を補ってる感じがしましたが~
    景気がイイ時代だったので、それが可能だったのだと思います。
    (女性社員の多くと男性社員の極一部は残業より定時退社でした)

    1. ベル より:

      石畳のん様
      コメントありがとうございます!家事でも同じことは言えると思います。決められた24時間をいかに効率的に過ごせるかが重要となってきますね。

      今と昔は違って若者たちの成長の場が、どんどん減らされている気がします。ある意味、とても厳しい世の中になってしまいました。

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