LANケーブルの使い分け

ベル

今回は、LANケーブルについて学びましょう。LANケーブルと言っても2種類あり、接続する機器の組み合わせによって使われる種類が変わってくるのです!しっかり理解しておきましょう!

 

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LANケーブルの構造

LANケーブルの種類を学ぶ前に少し仕組みについて学んでもらおうと思います。

 

最近、一般的に使われているLANケーブルは、ケーブルの中に8本の銅線が入っています。ケーブルの先の透明部分を見てもらうと、赤や茶色の色の線が8本あることがわかると思います。

 

これらの銅線のうち、4本でデータの送受信を行なっており、残りの4本がデータの送受信が干渉し合わないように、保護的な役割として存在しています。このような構造から、ツイストペアケーブルと呼ばれます。

 

 

カテゴリー

LANケーブルの仕様レベルを表すのに、『カテゴリー』という言葉を使います。現在、一般的に使われている種類は以下になります。

 

 

 

これらの種類によって使用できる使用できる最大通信速度やイーサネットの種類が異なってきます。

 

カテゴリ5   (CAT5)

最大通信速度は100Mbps、伝送帯域は100MHzの規格となります。現在、販売されているLANケーブルの中では、一番安価であるが、品質的にはあまりよくないものとなります。LANケーブルで言う品質とはノイズのことを指し、ノイズの耐性が弱い規格となります。

 

 

カテゴリ5e  (CAT5e)

最大通信速度は1Gbps、伝送帯域は100MHzの規格となります。カテゴリ5の上位規格となり、1Gbpsを実現しました。手頃な値段で1Gbpsを使用できるので、日常使いで購入するのであれば十分なスペックであると言えると思います。品質的にはカテゴリ5と同様となるため、ノイズの耐性が弱いと言えます。

 

カテゴリ6   (CAT6)

最大通信速度は1Gbps、伝送帯域は250MHzの規格となります。カテゴリ5eと比較すると伝送帯域が100MHzから250MHzに変わりました。これにより多くのデータが転送できるようになったため、ネットワーク機器間のケーブル配線などでは一般的に使用される規格となります。

 

 

カテゴリ6A   (CAT6a)

最大通信速度は10Gbps、伝送帯域は500MHzの規格となります。カテゴリ6と比較すると最大通信速度と伝送帯域の両方が改善されました。この規格は、オンライン動画コンテンツのダウンロードなどにおすすめとなります。

 

カテゴリ6E   (CAT6e)

最大通信速度は10Gbps、伝送帯域は500MHzの規格となります。先に記載したCAT6aと同じ内容となっていますが、違いは策定した組織にあります。CAT6aは、TIA(アメリカ通信工業会)と EIA(アメリカ電子工業会)が策定した規格し、ANSI(米国国家規格協会)が 承認したのに対して、CAT6eは、LAN ケーブルのメーカー独自の規格となります。スペックとしての大差はありません。

 

カテゴリ7   (CAT7)

最大通信速度は10Gbps、伝送帯域は600MHzの規格となります。Cat6eよりも伝送帯域が大きいため多くのデータが転送可能となります。そのためオンラインゲームなどのノイズや遅延が気になる方向けのケーブルとなります。

 

LANケーブルの種類

それでは、LANケーブルの種類について説明していきますが、冒頭でも話した通り2種類のLANケーブルがあります。

 

 

 

これらの違いは、中に入っている銅線の配線となります。簡単に言ってしまうと、MDIとMDI-Xを接続するのがストレートケーブルで、MDI同士、MDI-X同士を接続するのがクロスケーブルとなります。って言うと、MDIとMDI-Xって何?ってなりますよね。これから解説していこうと思います。

 

MDIとMDI-Xの違い

先程、LANケーブルは8本の銅線で出来ていると教えました。その銅線を『ピン』と言い、左から番号が振られております。そのピンの割り当て方によってMDIとMDI-Xに分けられます。割り当て方は以下となります。

 

 

LANポートを持つ機器は、このどちらかのピンアサインされています。代表的な機器で言うと以下の通りに分かれています。

 

 

 

これらの接続する組合せによって、ストレートケーブルなのかクロスケーブルなのかが決まるのです。

 

ストレートケーブル

このストレートケーブルとは、みなさんがよくパソコンで使用しているケーブルがこれに当たります。

 

なぜならば、パソコン(MDI)は大抵の場合、スイッチ(MDI-X)と接続するためです。パソコンのMDIのポートで送信されるデータがスイッチのMDI-Xで受信に変わっていることがわかるでしょうか?

 

このような接続形態の場合は、ストレートケーブルで接続することが出来ます。

 

クロスケーブル

一般的に使用されることが少ないですが、ネットワークエンジニアをしていると、よく使用することがあります。

 

例えば、ルータ同士を使用する場合やスイッチ同士を接続する場合などに使用されます。これらは、MDI同士やMDI-X同士と接続されるため、ストレートケーブルでは、送信ポートと送信ポートを接続してしまい、使用出来ないのです。

 

LANケーブルの選び方

結局、何を使えばいいの?と聞かれるかもしれませんので、まとめておきますね!

 

パソコンを通常で使用するのであれば、カテゴリ5eのストレートケーブルで十分です。高ければいいと言うものでもなく、環境に合わせた形で使用することをおすすめします。

 

ネットワーク機器間を接続する場合は、『これ!』と言えるものはないです。ただし、以下のことについて考えてから決定してください。

 

 

 

現在では、AUTO MDIと言う機能を搭載している機器が主流となっているため、ほとんどの場合がケーブルの種類を意識しないでも使えるようになっています。しかし、AUTO MDIの機能は使用出来る条件がありますので、注意が必要となります。

まとめ

ベル

今回、ストレートケーブルとクロスケーブルの違いや用途について授業してみましたが、いかがだったでしょうか?

最後にAUTO MDIについても触れましたが、ケーブルの仕様などを知っていて意識しないのと、知らずに意識しないのは違います。きちんと知っておきましょうね!!

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