スイッチポートの使い方

ベル

今回は、『スイッチポートの使い方についてまとめておきたいと思います。接続する相手に応じて上手に使い分けれるように、しっかりと学んでいきましょう。

 

L3スイッチのポート

L3スイッチのポートは、大きく分けて2種類があります。1つ目が、『ルーテッドポート』で、もう1つが『スイッチポート』です。それぞれの特徴について解説していきたいと思います。

 

スイッチポート

『スイッチポート』とは、物理のインターフェースに直接IPアドレスが指定できないインターフェースになります。そのため物理のインターフェースにIPアドレスを指定したい場合は、Vlanインターフェースという仮想インターフェースを作成し、それにIPアドレスを指定します。そのVlanインターフェースを物理のインターフェースに紐付けることで、IPアドレスを指定させます。

 

ルーテッドポート

『ルーテッドポート』とは、スイッチのポートでありながら、直接IPアドレスが設定できるインターフェースになります。『スイッチポート』のようにVLANインターフェースを作成して紐付けるようなことをしなくても、物理に直接IPアドレスが振れるので、普通のルータのインターフェースと同じように扱うことが出来ます。

 

このようにしてL3スイッチのインターフェースは、2種類の使い方があるわけですが、今回の授業で解説していきたいのは、前者の『スイッチポート』になりますが、このスイッチポートも以下のように2種類分けて扱うことができます。1つずつ見ていきたいと思います。

 

 

アクセスポート

『アクセスポート』とは、1つのインターフェースに1つのVlanのみをアサインすることが出来ます。端末やサーバなどが直接接続する際などに、よく使用される設定となりますが、スイッチ同士での接続でも使用されます。例えば、以下のような構成でも使用することが可能となります。(あまりしませんが。。)

 

 

これは、アクセスポートとして使用しているため、流れてくるVlanは1つと決まっています。そのため、Vlan-IDVlanの番号)まで見ることがありません。そのため、Vlan-IDがミスマッチしていても問題がないのです。『なんだ~。楽勝じゃん!』って思われるかもしれませんが、このような構成はおすすめしません。特にCisco機器同士で接続していると、デフォルトでCDP(Cisco Discovery Protocol)が動作しているので、「Vlan-IDが間違っていますよ~」ってメッセージが定期に出力されてしまい、重要なログが流れてしまいます。使用する際は注意しましょう。

 

また、最初にアクセスポートの使い方としては、端末やサーバなどを直接接続する際に使用されることが多いと教えました。つまり、ネットワーク機器同士での接続には不向きと言う意味でもあります。それは、ネットワーク機器同士の接続に使用すると、アクセスポートは1つのVlanしか流せないため、多くのインターフェースが必要となります。以下のように4つのVlanを流そうとした場合、4つのインターフェースを使用することになります。

 

このように多くのVlanを使用するようなネットワーク機器同士の接続では、なかなか使いづらいことがあります。それを解決してくれるのが、『トランクポート』です。

 

トランクポート

このトランクポートの特徴としては、複数のVlanを流せるという事です。そこで流すVlanには、Vlan-IDがわかるように『タグ』という識別子を付与します。それにより、アクセスポートのようにVlanの数だけインターフェースを使用しなくてすむようになります。ただし、トランクを使用する場合は、注意が必要となります。

 

 

トランクは決められたルールに従って接続しないと、うまく通信が出来ません。と言うのは、先で解説したアクセスポートは1つのVlanしかながれないため、Vlan-IDがなんだろうが流れてきたインターフェースに指定した自分のVLAN-IDで受け取るだけなので、相手のことを気にする必要がありません。

 

しかし、トランクポートになると複数のVLANが流れてくるので、同じ『Vlan-ID』で受け取らないとどのトラフィックなのかわからなくなってしまいます。そのため、同じルールで接続させるために作られたプロトコルが以下です。

 

 

ISLは、CISCO社独自のプロトコルとなるので、他社の接続には使用されません。また、最近のCISCO社製のスイッチでもサポートしていないこともありますので、これからトランクの設定をする場合は、IEEE802.1Qを使用することをおすすめします。このプロトコルを合わせることを行っていたとしても、同じVLAN-IDを使用しないとうまく通信が出来ません。

 

例えば、スイッチ1では、VLAN10と20を使用しているのに対して、スイッチ2ではVLAN30と40を使用しているとしましょう。この状態で、スイッチ1のVLAN10から流れてきたパケットをスイッチ2が受け取った場合、そのパケットは、使用しているVlan30と40のどちらに流せばいいのかわからなくなってしまいますよね?そのようなことが起きないように、接続するスイッチ同士で同じVLANを使用するようにしなければいけません。

 

 

 

まとめ

ベル

今回の授業はいかがでしたか?L3スイッチのポートについて、少し理解してもらえたでしょうか?次回は、具体的な設定を使って解説していきたいと思いますので、ここまでをしっかりと復習しておいてください。

 

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