QCDの概念を理解しよう!

ベル

今回の授業で、『QCDの概念』を理解しましょう。QCDをしっかり理解して仕事に活かしていきましょうねー!

 

 

これだけ見てもわからないと思いますので、少し解説します。

 

Q・・・Quality(品質)

Wikipediaでは、以下のように定義されております。

工場で生産された製品や、サービス業が提供するサービスの有する特性、もしくは属性をいう。

 

つまり、製品やサービスが持っている特性・機能などが問題なく使用できる程度のこととなります。ネットワークエンジニアの業界で使用される品質には、『サービス品質』『回線品質』などという言葉があります。これらは、先の定義に沿って考えると以下のように解釈できますね。

 

サービス品質

基本的は、ネットワークを構築するとなった場合、ネットワークの機械を1台置いて終わることはあまりありません。構築する規模にもよりますが、何十台、何百台、何千台と設置して全てが通信したい相手と通信ができるようにしてこそが、ネットワークなのです。そのため、提供する物が機器ではなくサービスであることが多いです。

 

そのサービスが設計通りに機能することが、品質の高いネットワークと言えます。つまり、ネットワークで重要となるのは、ネットワークの機器が壊れないようにすることではなく、壊れてもサービスとして提供し続けられることが重要となるのです。

 

回線品質

ネットワークには、LAN、WANという概念があります。LANは、Local Area Network(ローカルエリアネットワーク)の頭文字を取ったもので、『ラン』と読みます。文字通り、狭いエリアに閉じたネットワークのことを言い、一般的には一つの建物内のネットワークをLANと呼ぶことが多いです。

 

その対照的な言葉として、WANがあります。WANは、Wide Area Network(ワイドエリアネットワーク)の頭文字を取ったものとなり、『ワン』と呼びます。こちら建物間をつなぐ大規模なネットワークのことを指し、東京と大阪や、日本と海外などをつなぐネットワークまでも含めてWANと呼ばれます。

 

このWANは、回線というもので回線キャリア(NTTやKDDIなど)が提供している網というものに接続されます。その網が各拠点間をつないでくれるのです。

 

これらの中で回線品質といわれるのが、建物から網までの回線部分でどれだけの故障が発生するのか?故障してから回復までのどれくらいかかるのかによって品質が変わってきます。フレッツ回線であれば、ベストエフォート型のサービスであるため、品質については保証しない回線となりますが、専用線となれば決められた回線帯域が使用できることが保障されていたり、故障対応が24時間365日可能であったりとサービスレベルも異なるのです。

 

 

C・・・Cost(コスト)

Wikipediaでは、以下のように定義されております。

 

生産や取引などの経済活動に伴って支払う金銭である。費用は、適用範囲などの違いから様々な形で記述される。

 

つまり、コストとは、商品やサービスを提供するためにかかるお金と考えてもらえれば良いと思います。たとえば、1つの鉛筆を作るのにかかるコストとなれば、材料費や輸送費などがコストに含まれます。

 

しかし、ここで忘れてはいけないのが人件費です。エンジニアの業界では、お客さんから稼働費として明確に請求したりすることもあるのです。時間単金5,000円のエンジニアが月に170時間働くから、850,000円の技術料を請求するような仕組みです。この時間単金もエンジニアの能力に応じて変動します。なんかアルバイトみたいですが、このような仕事のスタイルもあるのです。

 

D・・・Delivery(納期)

コトバンクでは、以下のように定義されております。(Wikipediaに納期という単語が載っていなかったので、コトバンクを紹介させてもらいます。)

 

納入期限の略。注文された品物を届ける(納品する・納入する)期限のこと。また、請負作業などでも、作業を完了させる期限をさしていうこともある。

 

つまり、納期とは、商品やサービス提供までの準備期間のことを言います。最近の傾向としては、この準備期間の短縮化が見受けられます。特に『働き方改革』などの風潮からも、納期を短縮するために残業するという発想は無くなってきています。

 

より効率的に仕事をすることで、納期を短縮しないと、今までの納期が守れなくなってきています。この準備期間を短くする必要がある場合は、単純に人を増やすことで可能となりますが、注意してもらいたいのが作業者を2倍にすれば、納期が半分になるわけではないと言うことです。

 

1人で仕事をすれば、誰かと連携する必要もないですし、仕事の分担や進捗確認する必要もありません。そのため、極端に言えば、働く時間全てを仕事に使うことが出来ますが、作業者が増えれば、必ず分割損が発生することを忘れてはいけません。

 

QCDとは

そろそろ話を戻しますね。このQCDとは何なのかと言うと、どれかを上げると残りの1つ以上が下がる関係性にあります。例えば、Q(品質)をあげようとすれば、C(コスト)が高くなったり、D(納期)がかかるようになったりしやすいのです。

 

これは、仕事だけの話ではなく、みなさんの私生活でも自然と考えられていることなのです。例えば『一流大学に行きたい!(高品質)』という目標に対して、考えられる対策が以下とします。

 

 

 

そうすると、納期増(勉強する期間が増える)コスト増(塾に通う費用が増える)という影響が出ることになります。このような関係性がなりたつため、簡単に品質を上げたり、納期を短くしてはいけないということは覚えておいてくださいね。

 

この他にも、今までは、最寄駅まで歩いて行っていたところをバスを使うことで、通勤時間を削減した(納期減)とします。そうすると、コスト増(バス代が増える)このように、必ずしもすべてに影響するとは限りませんが、お互いに影響しあう関係性であることがわかってもらえたでしょうか?

 

 

まとめ

ベル

QCDについて書いてみましたが、いかがだったでしょうか?仕事をしていると、常に今よりも良いものを求められることが多いですが、それにはコストや納期に影響を与える可能性があることを忘れてはいけません。安易に変更要求を受けるのではなく、常に影響分析を行ってから実行の可否を検討するようにしましょうね。

 

近年、自動化やAIなどがどこにでも取り入れられらようになってきてますが、これらは、Q(品質)に、大きな違いがあるので、ちゃんと理解しておかなければいけません。

 

また、別の機会に紹介させていただきます。お楽しみにー!

 

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QCDの概念を理解しよう!” に対して1件のコメントがあります。

  1. 石畳のん♪ より:

    興味深く拝読しました。(LAN&WANはP検定受けてた頃を思い出しました)
    高い品質は、誰もが望むところでしょうが・・・それに伴い、コストがアップ
    したり、時間があまりにも長くなってしまったら、困ることもありますよね~。

    大学受験、不謹慎ですが少し笑えました。お子さんの望みが高過ぎる為に
    親御さんが苦労することもあるだろうし~、又その逆もありそうですよネ?
    程よい品質(身の丈に合った?学校等)、後悔なければヨイと言えそうですね。

    1. ベル より:

      石畳のん様
      コメントありがとうございます。
      これに1つベクトルを追加させて頂くとしたら、リスクだと思います。
      一流大学に入るために、たくさんのお金と時間を追加することによってリスクを減らす事が出来ます。これは、お金と時間の量に比例すると言えるでしょう。

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